歯の黒い点

歯磨き時に鏡で歯を見て、黒い点があると、虫歯じゃないかと心配になりますよね。

その黒い点も、虫歯であったり、単なる汚れだったりします。

噛み合わせの面には溝があって、黒くなることが多いですし、歯の横の面にも実は細かい溝や窪みがあって、そこに汚れが貯まることで黒く見えることがあります。
また、詰め物の境目に汚れが入り込んで黒く見えたりもします。

あとは、初期の虫歯になったものの、そこで進行が止まって「虫歯の痕」になったものもあります。
歯の表面は常に再石灰化という顕微鏡レベルで歯が溶けて、そこに唾液の中の無機質が付くことで溶けた部分を治す現象が起きています。
これが一時的に追いつかず、初期の虫歯になったものの、それ以上進すまずに硬くなると黒い点になります。

初期の虫歯が止まった「黒い点」も虫歯といえば、虫歯です。
ですが、治療が必要かどうかは、経過を見る必要があります。
半年、1年と診ていって、進行が認められれば治療が必要です。
変化がなければ、その虫歯は最初に診たとき以前からあったもので進行が止まっているものとして判断できるので、治療はせずに今後も経過を見ていくようになります。

虫歯は早期発見・早期治療が重要ですが、一度削って人工物に替えたところは詰め物の劣化や欠け・脱落から再度虫歯になるリスクを伴うのも事実です。
進行性の虫歯は早期の治療が必要ですが、進行の止まった慢性化した虫歯は治療しないほうが良いこともありますので、是非ともかかりつけの歯科で診てもらってください。

2017年2月18日